具体的に役立つ本ではありませんでしたが・・・
スイス最大のプライベートバンクUBS出身の著者が
日本に資産を持っていたら将来その資産がどういう
ことになるかを解説しています。
少子高齢化の進んだ国の不動産を持っていても価値が
下がるだけで意味がなく、生活費を稼ぐための必要
最低限だけ持てばいい。また日本の金融業界がいかに
個人を食い物にしているか。いかに国が個人の資産を
増税によりむしりとろうとしているか。などが書かれ
ています。
その上で、国相手に勝負してもかないっこないので
対策としては、より多く稼ぐことを挙げています。
(増税されても元の資産が多くなっていれば、手元に
残る資産も多くなるから)
また、顧客に誠実なプライベートバンクならば資産1億
円以上ないと資産の管理を引き受けないなどが書かれています。
(それ以上の資産が無い場合は、プライベートバンクも
利益を上げられないため)
今の日本では流動性の高い資産(普通預金など)を多く持ち
流動性の低い資産(不動産など)はあまり持たないほうがいい
、また現状では米ドルでの資産を持つのが円で持つよりベター
であると書かれています。
しがないサラリーマンの自分にはあまり役に立つ本ではありま
せんでしたが銀行や日本の保険会社や国の言うことを鵜呑みに
するなと言う教訓は手に入れました。
中身なし
あまりに一方的な論理展開と、稚拙な文章で読むのに疲れました。
内容も乏しかった。
結論を言うと、
1.日本は破綻する、預金封鎖とデノミが恐怖
2.流動性のある資金に換え、すべてドルで持て
3.プライベートバンクを利用し、資産を保全せよ
と言う三点。
重要な論点になると、「後に述べる」とか「後述する」などと書いて結局お茶を濁して終わり。十数か所あったのではないでしょうか。
後半のポートフォリオに関しても結論だけ書いて理論説明は無し。直感だけでこの人は仕事しているのだろうか?甚だ疑問。
プライベートバンカーならもっと実務的な内容に絞った方が面白かったかもしれません。
おんどりゃあ
04年発行の本なのでなんとも評価が難しいところですが、「結局日本なんてもう潰れるから早く出てしまえ」というのが結論で。日本にいながら借金国家から資産を守る方法があまりよくわからない。買わない方がよい、ものの紹介事例みたいな。相続対策の結論が資産を倍にしろってのが笑えた。ある意味その通り。コロンブスの卵か…。
視野が狭い
投資関係のいろんな本を読みましたが,これほどひどい内容はないとおもいました。 まず書いてる内容が非常に抽象的で根拠を全く示していません。 それとものの値段がきまる需要と供給の関係,また国家という仕組み,歴史認識,世界認識の知識に乏しい著者と思われました。 おそらくこの著者は自分自身で投資を行って成功している可能性は限りなく低いと思われます。 買って損したかな? でもこういう本に賛同して行動する人がいるから儲けられる人がいるのも事実でしょう。こういう考え方の人もいるという程度で読んだほうがいいでしょうね。
「借金国家日本が良くわかる!!」
難しそうだなぁ・・・と思って手にとってみたが、簡単に読めてしまう ところがフォレスト出版さんのビジネス書らしい。 著者自身があとがきで書いているように政府、役所、金融機関等について否定的 なことが多く述べられているが、まさにこれが借金国家日本の現状。 当然課税強化・徴税強化等政策が採られ預金封鎖とデノミもありうる話だ。 そのあたりの件が簡潔に書かれているので初心者にも理解しやすい。 金、不動産、投資信託などの投資対象商品については、リスクの説明や 日本版REITのカラクリ、日本の投資信託の不幸なスタートについての記述も参考になった。 プロローグから第3章まではお薦めだが、後半部分は タイトルにある「資産を守る方法」についての本論のわりに あまりにもあっさりし過ぎ。 しかし、プライベートバンカーにお世話になるような富裕層はそうそう いないだろうからこんな構成で良いのかも。
フォレスト出版
借金国家から資産を守る方法 ~不動産編~ 日本国倒産への13階段―もう止められない!日本はこうして壊れていく 「国家破産」以後の世界 (ペーパーバックス) 現役プライベート・バンカーの5年後にお金持ちになる資産運用(改訂版) 現役プライベート・バンカーの5年後にお金持ちになる海外投資
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